長江のシリンダーをホーニングしてみた。

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           今日はお昼御飯を食べてから、長江の左シリンダーを・・・
 
 
 
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        これでホーニングしてみた。以前から、「やらにゃあいかんなあ」と考えていた事。
 
 
 
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  シリンダーを外す。シリンダーをクランクケースに留めているボルト6本の内、4本はナットサイズが16mm。エキパイは外れなかったのでそのまま。
 
 
 
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 ピストンは見た目問題無く、焼け具合もまあまずまず。シリンダーにはちょっと修正しただけの、酷い縦キズが在るにもかかわらず、ピストンサイドの汚れを見ても圧縮漏れもあまりしていない感じだった。以前、写真撮ってみたら曲がったように見えたコンロッドは生で見ると曲がっていなかった。良かった。
 
 しかし!ピストンピンとコンロッド小端の動きが非常に渋い。これも結構ロス馬力になってただろな。
ピストンを外してピンを確認したが、ピストンピンのコンロッド摺動部は焼けて変色、という事も傷も無く、問題無さそうだった。んでこれは右側も同じなのか?また今度見てみなければいけないな。
 
 
 
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  ピストンピンは抜くのに非常に往生した。ピンがきつく嵌っていて硬かった。ボルトをピンに突っ込んでおいて鉄ハンマーでガンガン叩いた。コンロッドを曲げない様注意しつつ。
 
 
 
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 んで、ペーパーで小端内部を回転方向に少し研磨してみた。ピストンピンがスムーズに回るようになるまで。スムーズに回るようになった。よかった。
 
 
 
 
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          次は、シリンダー。ホーニングマシンを電動ドリルに付けてこんな感じで行なう。
 
 
 
 
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 これはホーニング前。やっぱり酷い、以前の傷跡。爪に引っかかる。3つの穴はオイル通路。ヘッドシリンダーは付いたまんま。やっぱり作業中、ホーニングマシンの砥石部分がヘッドに当たった。ヘッドを取れば確実だけど、ガスケットが剥がれたり破れたりするとスペアが無いので、ヘッドは外さず。 
 
 ちなみに今回左シリンダーのみをホーニングするのは、1年半前にピストン交換でシリンダーを取り外した時に、酷いカジリを見つけたが、それを紙やすりで適当に手修正しただけだったので。ホーニングマシンはその後に買ったので、次期その威力を見せて貰いたいと思っていた。
 
                  
 
 
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  ホーニング後。さっすが、ホーニングマシン!非常に楽に、かつちょっとビビルくらい削れる。深い傷はとりあえず諦めた。サイズが心配になってきたので。
 
 こ~れで圧縮漏れが減ってブローバイガスも少し減って勿論走行フィーリングも・・・って作業始める前まで考えてたけど、外して見たピストンにはその兆候はあんま無かったんだよなあ・・。まあいい。気になって仕方なかったシリンダーの縦キズを大幅に減らしたんだ!という気分も大切だ。
 
 
 
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 ホーニング後のシリンダー下側。削れてる所と削れてない所がある。デジカメでこうやって見ると、より良く判るなあ。生で見た時より。次は全周縦キズが消えるまでやってみよう。
 
 
 
 
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  と、シリンダーをいろんな角度から写真を撮ってから組み立て。作業時間2時間半くらい。ピストンピンをもっと楽に抜ける工具を考えれば、もうちょっと早くなる。ちなみにタペットクリアランスは見ていない。シリンダーナットの締め付けトルクは、自分の感覚を信じた適当な感じで。
 
 
 
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       組み立て後はエンジンは普通に掛かったし、OK。ちょっと慣らしがいるかな。
 
 今のこのピストンが走行何キロくらいの時に付けたのか、忘れてしまった。買った時は1180km。それから4ヶ月くらい経って、今のピストンに替えたんだよな・・・。
 
サイドバルブはホントにシリンダー外し作業が楽。まあ、ちょっとはしょったけど。ここで作業後の時点での走行距離確認。6835.1km。日付けも解る。これで今日の作業に関する記録もバッチリだ!なにしろこれがブログ書こうと思った動機なんだよな。いやあ、気分いい。
 
 
 さて、昼間はまずまずの天気だったので、コレ書いたら様子見に走りに行こうと思ってたら、ミルミル雨の降りそうな天気に変わってしまった。よし。試走止め。飲もう。
 
 
       おっと、今日大変参考にしたyoutube動画。