スペアエンジン

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 午後に、ヤフオクで買った部品取り&分解練習に使うエンジン到着。非常にうれしい。

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 エンジン1人じゃクソ重くて動かすのに難儀しそうなので外せる物は外す。 ギアは説明通り、ロックして回らない。キックは遊び分以外、ガッチリ動かない。水が入って中身はガッシリと錆びてる?という感じ。油汚れ酷い。まあいい。分解練習用だ。 


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 シリンダーは錆びてるが、それでも自分の24馬力のサビよりぜんぜん少ない。元はシリンダーフィンの表面は滑らかなんだと知った。今乗ってる24馬力のはひどいサビで表面物凄くボコボコだ。


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 ヘッドの取り付けボルトは四角い頭で13mmのボックスが使えた。自分の24馬力は15mmだったような気がするけど・・どうだったか。 そんでボルトの締め付けが緩かったヘッドを取ってみた所、ピストンは非常にきれい。ちょっと驚いて喜んだ。ヘッドにはカーボンが載ってるから新品じゃあ無いにしても、かなり使用頻度は少ないと思う。エンジン全体の見た目がかなり汚れてるから中身もそれなりだろうと思ってたけど、1000Kmは走ってないたぶん。バルブもキレイ。 

 自分の24馬力のピストンは初めてシリンダーを外した時の見た目はこんなもんじゃあなかった。ピストンもヘッドもカーボンが2~3mmくらいごっそり積もってた。 バルブは、ステムのガタは無いけどシール面が虫食いだらけの酷い物を使ってるから、このバルブが上物だったら助かる。


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 リングもピストンサイドの表面もきれい。でもこのピストンは使わないな多分。今使ってるリングの薄い低フリクションピストンをそのまま使う。

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 ピストンピンは簡単に抜けそうになかったのでインターネットで探ったら、プーラーを自作してやってる人がいたのでソレをパクって、塩ビパイプにM8の長いボルトにナットにワッシャー買って塩ビパイプを適当な長さに切ってピストンのサイドの面に合うように適当にグラインダーで削ってやってみる。普通に使えた。専用工具を買えば3000円弱くらいで売ってるけど、コレは534円で出来た。 ピストンピンもやっぱりきれいだった。


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 クランクもコンロッドも動きはスムーズで気持ちいい。最初、キックが動かないのはミッションのせいだろうと思ってたけど、もしクランクやピストンが動かない原因だったらたまらんなあ、でもそうならそうで納得しようと気持ち半分ビビってた。エンジンの見た目は凄いが出来ればシリンダーやクランクはスペアパーツにしたいと思ってた。そんなもんだから、見た目とは裏腹の予想外のいい状態で嬉しい。とにかくエンジン外観は汚れが凄いけど、やっぱりこれも新品に近いんじゃないかと思う。バルブを動かすプッシュロッドというのかボルトというのか、これもバルブとの接触面はほんの少ししか当たった跡が無い。 なにしろ今の24馬力の、フライホイールが外れないと治具の上から2Kgハンマーでガンガンぶっ叩きまくったクランクと入れ替えたい。いや、中身を全部入れ替えてもいい。 このスペアエンジンのフライホイールは当たり前にすんなり外れて欲しい。


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 外した物。ギアボックスの中身以外は、大物部品からネジもナットも全部使えそう。何しろネジ類はピッチや形状が独特だからそこらじゃ手に入らない物ばかり。大助かり。インナーローターもブラシの接触面はほとんど磨り減った後が無い。 シリンダーは内面にピストンが止まってた跡や、下部にサビがあるので紙やすりでガシガシやるか、ドリルの先にホーニングマシーンだ。いやこのスペアエンジンは嬉しい。

 よし明日はクラッチフライホイール外しだ。