長江750サイドカー  24馬力

 
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長江750サイドカー(M1M)。数年前にヤフオクにて購入。購入時の走行距離、約1100km。現在6600km。
 
 
 
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エンジン自体は割りといつも調子がよい。
 
 
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たとえピストンがこんな事になっていても(人にこの写真見せたら、「コレ、コンロッド曲がってない?」と言われた。作業時は気が付かなかった。写真写りのせいで曲がって見えるだけに違いない、きっと・・)、
 
 
 
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勿論シリンダーもこんな事になっていても・・・。
 
ピストンとキャブレターを中国で売っているグレーアップ仕様に交換しようとシリンダーを外した際に判った事実。でもこれで全くくフツーに走っていた。シリンダーのキズは横に爪でなぞると音がするくらい酷かった。
 
 
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長江を売って下さった方は、プラスチックケースに入ったスペア部品も一杯下さいまして、その中には、↑左の純正オーバーサイズピストンセットも入っていました。しかし、STDリングは非常に幅広く、しかもスカートにも頑丈そうなオイルリングが付いている事によるロス馬力が凄そうだったので、↑右のリング幅の狭いタイプの物を、ネット上である方にちょっと無理を言って注文し、手に入れました。それとキャブレター(ミクニVMタイプ)、カー側ブレーキも一緒に。
 
シリンダーを外したついでにバルブのメンテナンスもしましたが、ステムにカーボンがこびりついて動きが非常に渋く、また、バルブが完全に閉まり切っていなかったような感じだった(バルブフェイスにもカーボンが一杯のっていた)。
 
こ~んな状態にもかかわらず、それまで「いっつも安定していて、調子いいなあ~」と思いながら走り回っていた。
 
ピストンは新品グレードアップ品に交換して、シリンダーはペーパーでガシャガシャ磨いて(どうにもならんから、適当な所で妥協)、再組み立て。前が前だから、走行フィーリングは「結構変わるか?」と思ったが、やや良くなったか?くらいであった。でも後付けだが、心理的な安心感は凄く出た。ちなみに、ミクニVMキャブレターへの変更は、結構大きな性能的変化があった。低速は、オリジナルのキャブが気持ち良いが、新しいキャブは、回転の伸びが良く、発進加速と高速(ノーマル83km/h、モデファイ90km/hくらい)は結構楽に感じるようになった。
 
 キャブ交換でデメリットと感じる部分は、低速時の気持ちよい音と、走行フィーリングの減少、パコパコ言うような吸気音が大きくなった事。一般走行が結構楽になったとはいえ、失ったこの2つに関しては、非常に未練たらたら(まあ、キャブ戻すのは直ぐ出来るけど)。あと、ピストンとキャブを今回交換した物に換えると、燃費が2~3割、向上する!との謳い文句があったのだが、確認出来ていない。STDのキャブは(暖かい季節のみ使用)で悪くてL/13km、良いとL/16kmくらいだったのが、ミクニVMタイプは、悪いとL/11km(真冬)、良くてもL/13km(春先)。ただし寒い季節に丁度交換し、使用しはじめたので、燃費が悪い可能性が有る。この夏にハッキリ判る。
 
 
 他にも、自分なりに少しでも良くなるようにと、色々手を入れているが、エンジンで大きい事は、これくらいかな・・。