スペアシリンダーに交換  15600Km

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 今日は天気よくて風も穏やかそうだからスペアシリンダーに交換する。最初は程度がいいと思ってたスペアシリンダーだが、老眼鏡掛けてよくよくみたらかなり酷い有様だった。マシなのは吸排気バルブだけだ。なんだかただ交換するって感じだ。まず左。久しぶりに16mmのスパナを使う。

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                               特に問題無し。
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 エキパイはシリンダーがエンジンに付いてる状態では外れなかったのでシリンダーと一緒に外して勘合部にCRCをシューシュー吹いておいてからプラハンマーで右に左に回す感じでガンガン叩いて緩めてやっと抜ける。このキツさは前に外した時と同じだ。

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 ちょっと置いておくとすぐ埃が飛んできてピストン表面がざらざらになる。ボルトとボルト穴にネバーシーズ塗りまくって組んで左シリンダー交換終了。タペットクリアランスは左も右も吸気排気共0.12mmくらいと適当。外す前の値は見なかった。前から回転が低い時にエンジンからカタカタ音がするが、きっとセル用のワンウェイギアからに違いない。 ベースガスケットもヘッドガスケットも問題なさそうだったのでそのまま使う。2時間くらい掛かった。

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 OHVエンジンみたいにサイドカーを外さなくても外せる左シリンダーを外す。去年ヘッド外して組む時にボルトにネバーシーズを塗ったはずだが、ボルト1本だけ錆びたのか、緩める時にパッキーンキキキとかいってやたら硬かった。ボルトを全部緩めたらボルトの座面やヘッド合面にCRCを吹いて少しでもボルトが回りやすくする。ピストンも左同様まあ問題無い。

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 抜けてはいなかったが、ヘッドとガスケットのカーボンが載ってる部分が、何故かガスケットが痩せてた。中古良品あるからそれに交換する。ヘッドかシリンダーがへこんでるのかガスケットに問題あったのか・・・。

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 午後になって少し風が吹いてきたからさっさとやってしまおうと左からバイクに覆いかぶさるやりずらい姿勢で1個重さ8Kgの鉄シリンダーを左手ブルブルさせながらリングはみ出すなよと取り付けてからキャブを付けようとしたら、キャブの合面の歪みが凄いのに気が付く。凄くガタガタする。外す時はこんなにはなってない感じで気にならなかったが、うおお、これで調子いいなーと走ってたんだから、アテにならない。左のキャブも、右程酷くは無いが、上下取り付けボルトの間のキャブボディーとガスケットの間が少し浮き気味なので、左も削らなければいけない。以前削った記憶があったが、見たら元の加工跡が残ってたので、削ったのは32馬力のキャブだな、こっちはまだ削ってなかったのか、24馬力を手に入れてからずっとこれでキャブセッティングが薄いだ濃いだと走ってたのかと気が付いてガックリする。削ったと思ってたんだけどなー・・・・・。

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合面が曲がってる。

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砥石の上に、とりあえずあった#240番の紙やすりを載せてCRC吹いてでシャカシャカ削る。

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30分くらいやってやっと平面になった。

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 ガタ無くピッタリになった。でもまた熱で歪むんだろうなと思われる。ガスケットは左右とも外したシリンダーにくっ付いてたから新品だ。ちょくちょくチェックせねばならない。これでオーバーヒート現象、少しは減るかなと、楽しみになる。でも大してよくならんだろうなとも思う。オーバーヒートはこのキャブが熱に弱いのが原因だきっと。


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 外したシリンダー。スペアにまわる。初めて外した時は物凄いカジリがあって驚いたが、その後ホーニングマシンで修正してから使ってたら、削り切れなかった傷が目立たなくなってた。バルブの虫食いが気になる。サビが凄い。いかにも使い込まれた発動機という感じだ。見てるとグラインダーでガーガーと錆びを削ってやりたくなる。

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シリンダー交換が終わったら、遂にステンレスサイレンサーの出番だ。

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 シリンダーとサイレンサーの勘合部にネバーシーズを塗ってプラハンでガンガン叩いて入れて、32馬力にステンレスマフラーセット付けた時もそうだったが、何故か下に向いているエキパイを上に思いっきり持ち上げて付いた。取り付けがキツイのは32馬力の時と一緒だ。

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 右はいくらエキパイをガンガン叩き入れてもステーの穴がボルトに届かなかった。外して調べたらエキパイがシ排気ポート奥のストップ位置に突き当たってたので、しょうがないから大丈夫かなとちょっとドキドキしながらエキパイを10mmくらいカットする。

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 エキパイをシリンダーにガンガン叩き入れて思いっきり上に持ち上げてステーをボルトに通す。付いた。ステーの長孔のほぼ真ん中。いやよかった。

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 今度はサイレンサーが付かない。テールパイプが長すぎてサイレンサー内部の消音部品に当たってサイレンサーをボルト位置まで押し込めない。せっかくエキパイ付けたが、また外してサイレンサーが付くようにカットするしかない。エキパイ外すにはハンマーでガンガンやらなければいけないので、もう夜になったからまた明日だ。

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 とりあえずエンジン掛けてみる。数回空キックしてキーONでキックして普通に掛かる。一安心。オイル臭い。シリンダー換えてピストンにオイル塗りまくったからか右キャブの湾曲を直したからかどうか、何となく勢いがいい。掛かった。また明日だ。