ウラルと長江のピストンいろいろ比較

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 ふと興味を持ってウラルのピストンを長江のピストンと比べてみる。ボアは確か同じ78mm。

 

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 傷があるのでオイルストーンや紙やすりでこすって修正する。

 

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 そんで色々比べてみると、なんとサイドバルブの24馬力とピストンピンが同じ径だった。意外なもんだから驚く。何しろOHV32馬力長江のピストンピン径は24馬力やウラルの21mmより太い22mmくらいで、とにかくサイドバルブの物より太いサイズ。ならばウラルも40馬力はあったんで絶対24馬力よりはピン径が太いに違いないと思ってた。コンロッド大端ピン径もずっと太いし。

 

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 同じOHVでもヘッドの凸形状は32馬力用より低くてなめらか。もし使うならギリギリで行けそうな気がする。24馬力のはてっぺん真っ平。

 そんで更に興味が深まってピストンの重さを測ってみると、

 

サイドバルブ用 366.7g 馬力が少ないのに一番重い。

OHV用    312.9g 24馬力より-53.8g

ウラル ひとつは298.4g 
   もう一つは306.7g 8.3gも差がある。誤差なのかバランスがらみか何かの意味があるのか?と考える。なにしろ24馬力より、一つは68.3g、もう一つは60gも軽い。付けられるもんなら24馬力に付けてどんな変化があるか確かめたい。

 

 前に長江のSV用とOHV用の重さを測ってみたらOHVの方が50g位も軽くて、もし24馬力のピストンが今より50gとか軽くなったらどんなフィーリングになるのか?と想像した。でもそんなこと他でも知らないから想像できなかった。どっちみちピン径が違うから試せない。しかしウラルのピストンなら付けられるかもしれない。正し、ピンからトップまでの高さがウラルの方が1mmくらいは低そうだから、そうなるとピストンヘッドの形状もあるから圧縮がえらく下がってしまう。シリンダーの下面をトップの差分削れば、それでも圧縮は下がるが使えるかもしれない。どのくらい圧縮が下がるのか分からないが、ピストンは60gくらい軽くなる。これはいずれ気分を盛り上げて勢い付けて試したいもんだ。