長江とウラルのクランクをニコイチ出来るか調べる

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 長江サイドバルブエンジンのピストンピン径、ノギスでピン穴外径適当に測って約35.7~8mmくらい

 

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 ウラルのピストンピン径、測りずらくてあいまいな数字の約42mmくらい。

 

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 で、多少は違うがほぼ同じ形に見えるウェブでは、この長江のピン径でギリギリな感じがする。

 

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 そんで、もしかしたらこのウラルのピンは、ウェブのとこは細くなってたりしないか?コンロッド部とウェブで2段になってたりしないか?ピンのウェブの部分のサイズは長江と同じになってたりしないか?と想像、ひたすらそうであって欲しい甘い方向に考え、盛り上がる。

 

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 それを確認する為にピン径を測るのに邪魔な遠心フィルターを取る。ネジ1本留めの長江と違ってウラルのはスポット溶接が4ヵ所でガッチリ留められてて、タガネとハンマーでガンガンやらなきゃいけないので剥がすのがなかなか大変だった。この部品はエンジン内の汚れが物凄く溜まるのでたまに清掃するとして、取り外し式がいいんじゃないかと思った。でも元々が軍用だから壊れたら丸々交換するからいいのかとも思った。

 

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 やった!取れた!と喜んで見てみたら、なんとウラルのクランクウェブとピストンピンは一体だった。ガッカリ。ウラルと長江のクランク合体案は、もし自分の大甘な考え通りに上手く出来るならば非常に言いアイディアだと思ったが、この作業一発で現実が見えてサッと消え去った。内部の部品だけ比べてみるとホントによく似てるけど、実際は出力アップ等に対応されてて、全然違うってのがよく分かった。