長江のサンドブラスト掛けて耐熱塗料で塗装したシリンダーをエンジンに組み付けてタペット調整もする。見た目も調子もいい感じ

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 シリンダー組み付けの前に、左右ピストンのカーボンを金属タワシと潤滑スプレーで適当に削り落す。シリンダーヘッドもピストンヘッドもツルピカに磨けば少しはカーボン付着が少なくなりそうだが、メンドーなんでまた次の機会に・・だ。
 
 
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 シリンダー付けてエキパイとキャブも付けて、このままタペット調整する。機構上、圧縮上死点探し楽。しかし、左シリンダーは取り付け楽だが、右シリンダーは車体越しの取り付け作業の体勢がついらいのでたまらん。ピストン嵌め込むまで、シリンダー持ってる手がブルブル震える。
 
 
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                   タペットクリアランスチェック
 
 だいたい、左の吸気=0.35mm 排気=0.10mm
        右の吸気=ここも0.35mm 排気=0.30mm  ・・・ まあ、結構タペット音出てた んだよな、最近。いつ頃からこの数値になってたんだか。 
 
 んで、吸気を0.12くらい、排気を0.15くらいを狙って調整したが、
        左の吸気=0.12mm 排気=0.14mm
        右の吸気=0.13mm 排気=0.14mmくらいになった。
 
 ちょっとやりずらくてビッタシには出来んかった。 うむ。何の根拠も無いが、とりあえず、これくらいでいい。時間が経って思ったが、普通に吸気0.05で排気0.10とかでもいいような感じもする。なんとなく。以前ウラルは吸気排気共計ったら0.15~0.18mmくらいだったのを、マニュアルに近い数値0.05mmくらいにすると、随分パワーダウンしたような感じがして、結構がっかりした。
 
 
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 次はヘッドだ。同じプラグでも右シリンダーヘッドのプラグの出っ張り量が多いので、B7ESをB7HSにする。
 
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       今度は、右はちょっとへこんだ。まあ、これもとりあえずこんなんでいいや。
 
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                   夜7時頃、作業完了。でけた。
 
 シリンダーもピストンもタペットもオイル塗り捲ったからか、掛かりは悪かった。やっと掛かった後は、アイドリングが低くて、それを調整して上げたら後で回転数上がってまた調整してチャージランプがギリギリ消えるくらいにする。
 
        やっぱ、調整の甲斐あってか、タペット音は結構消えた。 
 
 この作業やりだした時に丁度たばこが切れた。丸2日吸ってない。しけもくも底を付いた。イライラムカムカするのを作業にぶつけるつもりでガツガツやると気持ちいい。
 
  ちなみに右のサイレンサーは、中身が外れてカラカラいってるが、左も同じ感じになってた。走ってても特に気にならないので、このまま。
 
 
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    まずはシャワー浴びて汗流してから試走ついでに海沿いまで走っていっぷく。満月見事。
 
 サンドブラストで汚れてた表面削り落としたシリンダーヘッドだけ綺麗だ。シリンダーは艶消し塗料だからな。次は艶有りだな。まあ錆の茶色が消えただけでも見た目のイメージ的にかなりマシだ。清涼飲料水うまかった。
 
 左のシリンダーから聞こえてきてた、どっかに小さな穴でも開いてるのか?みたいな排気の音は消えた。走りもまずは問題ない。気分的にメンテした分、調子良くなってると感じる。なんとなくトルクが増えたような・・。低いギアで引っ張っても、以前あったノイズみたいなのも消えた。
 
 シリンダーの錆落しして塗装もしたし、ヘッドもサンドブラスト掛けて、シリンダー共々見た目がまあまあ良くなった。ヘッドに色塗るの、面倒になって止めた。サンドブラスト処理だけでも十分だ。塗装したくなったら外して塗る。空冷2ストと同じだから作業楽だ。
 
 バルブ周りの掃除もして、適当なタペット調整もやった。凄く気になってた右のピストンの首振りも、動き軽かった。これはほんと、気分が楽になった。
 
   てきとーにやったとはいえ、やっぱりシリンダー周りのメンテナンスするのは気分良い。
 
         こ~れで暫くはシリンダー周りの事気にしないで乗れそうだ。