こんな雨の日には

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 梅雨に入ってるし、台風も接近してるしで、朝からざーざーと、雨・雨・雨。こ~んなひどい雨の日はナニやってすごしましょうか・・
 
 
 
 
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 こんな酷い雨の日はウラルで御出掛けですよ。ちょっと前から、何やら悪天候の中をウラルで走りたくて仕方が無くなって来てた。まあ梅雨に入っていて、これから暫くはこんな天気が続くわけで、ならば自分に一発アタリを付ける為に走りに行こうと決めた。行き先は佐久間ダム。片道ウラルや長江だと約62~3km。他のバイクだと約70kmくらい。どっちが正しいやら。
 
 出発前にタイヤのエア圧チェック、ランプ類の確認。20kgの砂袋一つと20kgくらいある工具箱を積み込む。んで近所のガソリンスタンドへ行って燃料満タン。
 
 
 
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 降り続く雨の中、10時に出発して11時頃に途中で一服してパン買って、佐久間ダムには11時半頃に着いた。良く来る場所だが、今日は道が空いてて、いつもより30分くらい早く着いた。
 
 ダム手前のトンネル内から展望台に出てダムの放水を見てみる。佐久間ダムは怒涛の大放水中だった。ズドドドドと、音が凄い。迫力のあるいい音してる。
 
 
 
イメージ 4 途中の商店でパンを2つばかり買って、ダムの展示館前の自販機で缶コーヒー買って、ダム奥の休憩所で昼飯。パンおいしかった。
 
 
 
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  勿論他にはだ~れもいない。ダムの展示館の職員さんくらい(佐久間ダム展示館は開館していた)。佐久間町からダムへと登ってくる道でパトカーとすれ違った。赤ランプを回転させて走っていた。悪天候に対する見回りと思った。佐久間町に入る手前でも同様なパトカーとすれ違っている。確かに山の中で崖崩れしそうな所も一杯あるので注意しながら走った。クラウンパトカー、カッコイイ。
 
 やはり、天気が悪いせいか、佐久間ダムに来るまでのどの道も、交通量がいつもよりも非常に少なく、大変快適に走れた。こっちの思う壺。ただ、平地に有る天竜川の堤防道路上は、横風があってやや振られ、やっぱり緊張した。路側帯もほとんど無く、その分道が狭く感じるので余計に。サイドカー、横風に弱い。長江は少しいじって良くなったと思われるが。上流の山間区間に入って風が収まったら、大変快適になった。
 
 
 
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 防水グローブとかは持っていないので、冬にホームセンターで買った1280円のハンドルカバーを付けて走ってみた。レバーとグリップに挿すだけのやつ。カブからKH、ウラル、ウィザーとなんにでも使えて、重宝してる。グリップエンドからレバーが出てる長江には使えないが。
 
 まあ、グローブは時々外に出すのでダムに付く頃には結構濡れていたが、無いよりマシ、というか、なかなか良いと感じた。あと、上着。イギリスの郵便配達の人が使用しているという、防寒防水ジャンパーを着ていたが、腹のあたりから水漏れ状態に濡れてきた。3年着てるが、こんなのは初めて。次は内側にカッパを着よう。
 
 
 
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 いやあ~しかし、天気は大雨でもウラルは調子良い。酷い雨の中をコレで走るのが気持ち良くてたまらない。
今、走れるサイドカー2台、2輪4台あるが、その内雨の日に楽しく乗れるのはウラルかカブ90のどっちかだろうな。自分としては悪天候でも、というか、悪天候を楽しめる乗り物だと言える。
 
 エンジンオイルは冬用のシングルグレード#30のままだが、雨でエンジンが冷やされて油温が上がらないからか(今日みたいな雨中走行だと55℃くらいにしかならなかった)、とにかくフィーリングが丁度良い。それで、帰り道も遠回りして峠を越えて行こうと考えたが、その道は去年土砂崩れして、まだ暫定的な対処しかできてない場所もあるくらいなので、それは止めといた。
 
 ちなみに、真夏の炎天下はこのエンジンオイルだと、エンジンが悪い意味で軽く回る感じがあって、その走行フィーリングはちょっと気疲れする。楽しくない。夏は定番の20w-50の方が、エンジンが落ち着いていて、走りやすいと思った。冬にオイル交換して、まだ1000kmも走っていないが、換えちゃおうか・・・。でも雨の日が続くわけだから、これでもいいか。よし。梅雨明けまでこれで走ろう。
 
 
 
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 キャブは、以前ネット上で見た事を参考に、負圧取出しパイプを使い、インテーク左右を繋げてある。かつ、その繋げたパイプの途中に3方パイプを付けて、負圧コックもそのまま効く様にしてある。キャブの負圧パイプをを左右連結させると、情報の通りエンジン回転の常用域では、そこそこトルクアップしたように感じた。勿論左右の同調も取っていたが、左右気筒のバランスも更に良くなった様に思う。なかなか良い情報だった。
 
 それにしても、雨の日のウラルはホントに楽しい。晴れだとタイヤがグリップして車体の左右のピッチングが気になるが、雨の日だとあまり気にならない。
 
 去年、やはり大雨の日にウラルで用事に走ったが、悪天候の中走るのが随分楽しくて、ちょっと驚いた。通勤や帰省の長距離走行中にも雨走行はあったが、ウラルに乗り始めてその頃ちょうど3年、雨の日に気楽に走りに行ったのは、アレが初めてだったかもしれない。帰りの途中で、寄り道して未舗装路のドロドロぐちゃぐちゃ深い水溜りなんかが有る所を走ったが、その時もえらく楽しかった。ただ、その時はエンジンに息つきが出ていて、更にその後、その原因である、マニホールドの亀裂を発見して気持ちがしぼんで楽しさをちょっと忘れていた。マニホールドが切れてエア吸ったのは3回目。新品付けてもしばらくすると切れてエア吸った。んで、マニホールドはアロンアルファでくっつけて、更に上下逆に取り付けなおして使用している。
 
 マニホールドが切れた原因は、冬にノーマルセッティングで十分暖気せずに走って、キャブをパコパコいわせていたからか(バックファイア?)、キャブの重さによるものと考えた。薄くてキャブがパコパコいうの、あれ、下手するとキャブが外れるくらいの力があるから、マニホールドもたまらないだろう。スロージェット1サイズアップ(40←38)と、ジェットニードルに0.5mmのワッシャーをかましてやや濃くし、対策した。
 
 ウラルは長江に比べ、見た目が小奇麗なのであまり汚したく無い気持ちもあったが、色々直したしこれだけ雨の日に気分良く走れると、そうもいかない。これからは、雨の日は合羽に長靴履いてウラルでガンガン走りに行こうっと。道も空いてるし。