虫が冬眠から目覚めるように作業を始める。色々確認したり直したりしなければいけない事がある。
まずはクラッチだ。この冬は寒くなってからだんだん滑り出してきたクラッチのせいでアシが出ずらかった。
滑る原因はきっと、以前よくあったようにエンジンやミッションからオイルが吹いてそれを被ったか、6~7年前だったかにノーマルクラッチから付け替えた車の物みたいな1枚物のフリクションプレートがすり減ったか、スプリングがへたって縮んでしまったかのどれか?一番考えられたのがエンジンから噴き出したオイルがべっとりとクラッチに付いて滑りまくってる、だ。
オイルは付いていない。乾いてていい感じだ。
じゃあプレートが擦り減ったかスプリングがヘタッたかと、スペアの新品と厚さや長さを量ったが、せいぜい誤差レベルでもしかしたら0.2mm位は薄いような短くなったような感じがするが、これが滑りの原因だと思われる感じも無く、別に・・だ。これはこれで安心した。
という事は滑りの原因は、もしかしたら・・・と薄々思ってた、圧縮を少し上げたりピストンを軽くしたりプラグを1本追加して更に冬になって気温が下がった事で力が出たからだ、という結論になった。先週誤魔化しで、以前聞いたW1のセッティングでの話や効果を参考にとりあえず点火時期を遅らせてみようと試したら、確かにクラッチ滑りがやや減った。フィーリングは悪くなかった。力が出るように色々やった事でクラッチが耐えられなくなったんだというわけだと思った。でももしかしたらノーマルのフリクション2枚なら耐えられたかもしれない・・という気もする。
簡単にクラッチ滑りに対処出来る方法としては、スプリングの座面に1~2mmくらいのワッシャーかなんかを付けてクラッチスプリングのイニシャルを上げる事だ。なんか適当なものを探さねばいかんとゴソゴソ探したが使えそうな物は家には無かった。てところで御近所さんが来て会話を楽しんでいっぷくだ。
御近所さんと会話を楽しんだ後に、クラッチスプリングにかますインターネットかなんかでワッシャーを探さねばいかんな、クラッチ自体には何の問題も無かったので組もうと思えば組めるが、それじゃあクラッチ滑りは直らない。まあワッシャーを探さねばいかんので今日はととりあえずシメだと片付けをしてたら、話を楽しんだ御近所さんからいい物を届けて頂いた。せっかく頂いたからには飲まなければいけないと飲む。おいしい。