ローターが外れない。クランク軸にねじり込む治具ボルトが必要なのだが、今までに何べんも作ってるんだが、たまーにしか使わないもんだから、錆びてるしもういらないだろうと捨ててしまう。何年も経ってからそれでまた困る。
同じ10mmのピッチ1.5mmって事で、治具用にヘッドの締め付けボルトを使う。中古でコンディションが良いのが1台分ある。
カットしてマイナスドライバーをかませるようにして
クランク軸にねじ込んで、それからローターに取り付けボルトをかまして突っ張らしたらパコッとローターが外れる。
そんで前側のカバー外しだ。6mm頭の六角で締まってる。スペアエンジン分解の時は、カバーのボルトの締め付けがきつ過ぎてナメて、それを削り落とすのに,これは乗ってるエンジンにはやりたくないなあ・・と苦労をした覚えがある。
しかしこのエンジンは上手くいった。普通にボルトが外せた感じだった。こんな楽していいんだろうかなと嬉しい。
そんで、ジャーンとお目見えしたスターター用のワンウェイギア。見た目がいい感じでしっかり熱処理もされていると思う。たぶんこいつなら走行中にガーって音がデカくなってきてから最後にガガッ!となってバラバラになったりして壊れる事はない!と感じる。でも、あれ?と思う。穴が開いていない。
これが数年前に買ったスペアエンジンに付いてたカムシャフトアッシーに付いてるスターターギアだ。肉抜きの形状や穴開けが違う。まあいいや。
フロント側は終わった。次はもうこのフライホイール外ししか残っていない。かつて外そうと散々苦労して諦めて放置してって感じで、外そうとしても外れてこないので、いわゆるトラウマってのに入るかもしれない。今日も力いっぱい締め込んだが、外れてこなかった。そのうち力を入れ過ぎてエンジンを落としてしまってオイルをまき散らしてアタマに来た。 そこで、いい加減にしろこの野郎!と2Kgハンマーを今までで一番力を込めてボルトの頭をガーンとやったら、遂にフライホイールが外れた。もしかして今ので外れたか?と手で触ったら、ガタガタした。遂に外れたぞ!やったー!と喜んだ。もうなんか終わったようなもんだ。全く、今までこのクソ固いフライホイール外しでどれだけモヤモヤしたか・・・ってもんだ。