スペアエンジン フライホイール外れた

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昨日の続きだ。まずは特殊工具を使ってクラッチプレート外しだ。ネジはショックドライバーでガンガンやって緩めた。作業用のエンジン台を作ってないから不安定だけど、車載状態でやった事と比較すると当然やりやすい。おまけに部品を外すだけの作業でどれだけ部品が使えるかな?と考えながらだから実に気楽で楽しい。


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 フリクションプレートとクラッチプレートはサビでベッタリ貼り付いてた。裏からコンと叩くとすぐ外れた。でもエンジン掛けて回転方向に剥がそうとするときっとエライ事になりそうな感じ。フリクションプレートは多分使えない。クラッチプレートは表面のサビを金属たわしでガシャガシャやってどんな感じになるか?だ。スプリングは洗ってサビを落としたら使えるかどうかわかりそうな感じだった。

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 この作業は力を入れてするのでエンジン台無しで固定してない状態だとちょっとやりずらかったけど、それでも今まで24馬力でやってきたやり方と当然同じやり方でセンターボルトを出来るだけ強くギンギンに締め込んでから、ハンマーで軽めにセンターボルトの頭をコンコンと叩いてたら、ボコッと衝撃があって


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遂にフライホイールが外れた。24馬力と32馬力はウンともスンとも言わなかった。ウラルでもやってみようとしたけどボルトの頭のサイズが42mmくらいあって工具を買わなきゃいけないのと外す理由が無いのでやらなかった。 3台目のエンジンで遂にフライホイール外れた。感激した。それでも治具がたわまない位の締め付けだったから、以前の24馬力や32馬力の時の締め付けよりは全然弱い。 しかしこのクランクとフライホイールの嵌め込み部分の形状、クラッチハウジングを兼ねてるのなら、ウッドラフキー留めじゃなくてスプラインの方がいいんじゃないかと感じるけどまあいい。それにしても汚れが凄い。どこから油漏れしてたんだか。


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                     フライホイール裏側

以前、ウラルは長江より回転上昇が速いからもしかしたらフライホイールが軽いんじゃないだろうかと思ってたけど、2年前にウラルのフライホイールを見たら長江とあんま変わりが無いように見えたので、たぶん単純にカムや圧縮比やキャブや電気等の馬力を上げる施策が効いているからそう感じるんだと思った。


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  フライホイール外して、クランクを見るには、フライホイールの奥にあるケースカバーも外さなければいけないが、そのカバーは特殊工具を使って外すというのを作業しながら知った。カバーのボルトはワイヤーロックされてた。ワイヤーをニッパーで切ったけど、なにかモロイ切れ方をした感じがした。


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 フタを外す。クランクベアリングはカバーについてた。でもキーを外してなかったからそれに引っ掛かってカバーから抜けてクランクに残ってた。これはキーを外したらプーラーで楽に外れた。 遂にクランクが横から見えた。ウェブの横は部分的にひどくサビてる。でもコンロッドもクランクも回りはやっぱり軽くてスムーズ。嬉しい。すぐにガコガコやってクランクを引っこ抜きたくなった。だけどそうするにはエンジン前側にも外す物がありそうなのと、クランクを抜くには邪魔になるものが現れた。なんだろなこのクランク手前の柱は・・と思う。

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 ここでケース上の24馬力や32馬力で今まで何だろなコレはと思ってたキャップを外す。やっとこのギアと柱がなんなのか分かってきた。


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  次にオイルパンを外して見る。汚れ凄い。オイルがクリーム状になってる。


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 オイルポンプは金網でカバーされてて、カバーは針金で留めてあった。後でポンプも外した。オイルフィルターはこの金網だ。


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 そんでクランクを引っこ抜くためにエンジン前側のカバーを外そうとしてたらネジ1本、6角穴がナメた。他のボルトもパッキーン!と鳴って外れるくらい凄くきつく締まってた。この後5mm~10mmのドリルで頭を削ってみたけど、もうちょいのいい所で全部の刃がナメた。摩擦の煙が出るだけになった。超鋼ドリルを買わなきゃ、だ。ここで夕方になって作業終了。