帰省3日目 10月3日 ボロボロのT-80 キャブとクラッチちょっと弄ったら、かなり良くなった

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  親父の同窓会で配られた当時親父が住んでた富川町の地図。書いたのは同窓会メンバーではないそうだ。鉄道に詳しそうな人がかいたと思われる。
 
 前日の夜に飲みながら親父と色々話してたら、親父が子供の頃に良く乗ってた、戦後すぐくらいに廃線になった鉄道の話になって、それの跡が残ってるかどうかを確かめに行く事になった。 
 
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 まずは、基点となってた富川町の駅まで行ってみる。線路の山側に軽便という小さな列車のホームや線路があったとの事だが、かつての面影まったく残ってないとの事。
 
 
 
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  この右のヤブになってる所を走ってたらしいが、線路の跡もさっぱり判らず。でもこのヤブのあたりを走ってたらしい。。う~む。興味津々。
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 何キロか北上して、ちょっと山寄りに逸れてみた所、ちょっとそれっぽい道があった。やっぱりこの辺を走ってたとの事。もしかしたらこの少し上ってる道がその跡かもしれない。が、ハッキリは判らなかった。
 
 1時間ちょっと色々探してみたが、やはり60年くらい前に廃線になった線路跡がよく判らなかったので、昼になって探索やめて帰る事にする。またのお楽しみじゃ。
 
 
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  昼からはまたタウンメイトだ。マフラーの穴塞ぎ、大分効いて音がかなり静かになった。でもキャブがやっぱ変なので弄ってみる。
 
 黒いゴムキャップを引っこ抜いたらエアスクリューのアジャストが見えた。細いマイナスで開き開度見たら、0.5開けになってた。多分混合気濃過ぎるはずだ。エンジン掛けたら凄くアイドリングが上がって、その後アイドリングアジャストでいくら回転調整してもさっぱりエンジン回転が安定しないのはるのはこのせいかもしれない。こんなキャップでカバーされてるとは知らなかった。
 
 このエアスクリュー(?)の開度を一般的な数値の1.5回転開けにしてアイドリング合わせたら、完璧になった。安定してる。レーシングもいい感じで気持ち良く吹けるようになった。見た目が凄いのでキャブ壊れてんのか?と思ってた。なあ~んだ。でもキャブ側のチョークレバーはイカレテル。戻らない。レッグシールドの隙間から見えるのでレバーをなんかで突付いて下げなければいけない。
 
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                        親父の手塗りグリーン     
 
 ルックスは、2年前にやはり親父からもらったカブ90の数倍凄い事になってる。解体屋さんに置いてあるヤツの方が100倍マシ。家の裏から100mくらいが海だからどうにもならない。車用のガレージはあるが、バイクは入れられるスペースが無い。
 
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キャブで燃焼系はかなり良くなったが、問題はクラッチだ。走っては調整、を繰り返す。
 
 ちなみにこれだけボロでも電装やブレーキは問題無い。もちろんタイヤのエアーも見てある。シャフトドライブだからチェーンは無い。去年、セルが動かなくなったが、今回スターターリレーを触ってる内にセル回るようになった。                                                
 発進時のクラッチ繋がりを良くすると、ギアを入れたままにすると停車時にクラッチを引きずる。で、停車時にギアを入れた状態でクラッチを引きずらないようにすると、発進時にクラッチの繋がりが遅れて回転数が上がってしまい、いきなりドン!とクラッチが繋がって飛び出してしまう。こんなんじゃあ危なくてとても親父には乗せられない。キックも空回りする。                                                       
  で結局、遠心クラッチの調整は、停止時にギア入れるとちょっとクラッチが引きずる方を選んだ。これは対応として、発進する時にギアを入れればいい。もしくは1速に入れたらペダルを踏みっぱなしにすればクラッチは切れる。ほんの少し引きずるけど。何しろギアを入れたまま停車しなければいい。                                                   
んで停止する時は、タウンメイトT-80はバイクが動いてても4速からペダル踏んでニュートラに落とせるから、ニュートラにしてから停車すればいい。カブ90はバイクが動いてる時は3速からペダル踏んでニュートラには入れられないから、こんな状態になってるウチのタウンメイトには4速→ニュートラに行けるミッションは丁度いい。山道なら十分。街中でもオレなら行ける。                 
去年クラッチをいじってギア入れて停車する時はクラッチがあんまり引きずらないようにして走り回ったが、発進時にクラッチからゴゴゴと凄い音と振動がしてたが、それは消えた。シャフトドライブかなんかのギアでもイカレテルのかな・・・と思ってたが、クラッチの無理やり調整で発進の時にクラッチが滑ってたんだなきっと。                                                 
     
  いっぺん帰っていっぷくして親父に乗り方を教えた後は、また乗りたくなったのでもいっぺんチェックも兼ねて山道を走りに行く。アイドリングにしとくとクラッチ?からのカタカタノイズがかなり出てるが、去年と比べるとかなり普通に走れるようになって、非常に愉快。エアスクリューを規定値あたりに合わせてからは、やっぱエンジン調子いい。停車してる時のアイドリングも安定してる。汚れた風防付いてても全開にするとMAX83出る。取ればもう3~4Kmは伸びるはず。クラッチのあんばいも、まあ納得出来る。もう近くの町にはバイク屋さんが無いから部品も買えない。こっちで手に入れなければいかん。                                                   
 
  
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キツネいたキツネ
 
でも人気の無い山道はクマも出てきてもおかしくない雰囲気だった。ビビッてるせいもあるけど。時々クマよけでホーンも鳴らしたが、いい音で鳴る。                                    
 やっぱ、カブ90と走り比べると、ビジネスとスポーツバイクくらいの差を感じる。カブがビジネスバイクでT-80はスポーツバイク。なんかスピードを出してしまう。カブみたいに落ち着いて走ってられない気分がする。中低速トルクよりも高回転パワーを選んでる感じ。4速ギアつうのもあると思うが、T-80は60Kmくらいが丁度いい感じ。カブ90はノーマルなら40Kmちょいくらいが一番気分いいと思った。                                                             
 タウンメイト曲がりなりにも調子良くなってホント良かった。クラッチ周りとマフラーを交換すればもっといいんだろうけど。親父はもうほとんど乗らなくて、たまにエンジン掛けるのを楽しみにしてるみたいだが、自分にとっては実家に帰った時のアシになるので、ソコソコ調子良くないと困る。                                                         
 帰ってからまた家の中掃除機掛けて5時になってビール飲んでジンギスカンたらふく食べて満足満足。