昨日から、クラッチが結構滑ってるカブのクラッチを、こないだヤフオクで買った強化クラッチセットに交換するべく作業をしてる。簡単かと思ってたら、色々大変で難しい。初めていじるエンジンはなんでも難しい。遠心クラッチは構造が複雑だ。
まずマフラーとステップ外してブレーキペダルもブラブラ状態にしてケースカバーを外す時に邪魔にならないようにする。カバーの貼り付きが凄くて剥がすのに苦労した。工具を当てて叩く所があるんだが、そこをガンガン叩いても、なっかなか剥がれなくてビビった。
剥がしたら剥がしたで、ガラガラと部品が3つ4つ一緒に落ちてきた。どうやって付いてたか、ワカラン。まあ良く見て考えて組もうと考える。
ネジの絞まりがきつくて3本舐めた。ショックドライバーを使ったんだが、ネジの絞まりが硬くてビットの先っぽがねじれて、それに気が付かないでガンガンやった結果。最初の1本だけ緩められた。
しょうがないから9mmのドリルでガリガリネジだけ削ってテーパー部分が十分薄くなったところでタガネで少しずつコンコン叩いて回したら、回った。ネジがキツク閉まってるというよりテーパー部分の接触が効いてる感じ。ちなみにこのネジは、買ったクラッチセットにスペア4本が入ってた。合うやつ、ホームセンターにあるかな・・・だったから非常に助かった。
やっとバラせた。タウンメイトよりも難しかった。何べんもやれば慣れるんだろうけど。なんつうか、クラッチプレートの裏はフリクションプレートになってるっていうのを初めて知った。クラッチセットになんでクラッチプレートが入ってないのかな?と思ってたら、そういう事だった。
この後、遠心フィルターでエンジン内の汚れが溜まる構造になってるハウジングを掃除してプレートとスプリングを交換して、ケース合い面を掃除してどんなんだかよく分からないクラッチの外側部分を半信半疑でスッキリしない気分のままで、でもまあ、なんとかなってるだろうと組み付け終わってオイルも入れてエンジン掛けてミッションチェックしたら、シフトアップは出来るけどシフトダウンが出来ない。ツボになる部分の組み付けが間違ってる。やっぱりちゃんと理解しないで部品組んだからだ。うむ。また明日だ。
とりあえず、強化クラッチセットに換えてひとつ判った事は、冷機始動でキックする時のクラッチのすべりが消えた事。実家のタウンメイトは、プレートだけ新品に変えてスプリングはそのままだからか、冷機時にキックでエンジン掛けようとすると、やや滑る。
しかしまあ、カブとはいえ、滑らないとキックの硬さを凄く感じる。もうちょっとキックギアのレシオを下げてもいいんじゃないか・・・とホントに思う。長江やウラルは1キックでのクランクの回転数は全然少ない?から750の2気筒でもキックが凄く軽い。カブより軽い。そんでキャブセッティングさえキッチリしてればすぐエンジン掛かる。それに比べれば、事情は分かる気もするが、日本車のキックはつくづくみんな硬すぎると感じる。
一応グリスをベタベタに塗っておいたが、ガスケット破れなきゃいいな・・・。