冷却性の良さそうなヘッドシリンダー購入

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 24馬力に付きそうな、気になる形状のヘッドを売ってたので、これは欲しかったので試しに購入した。コミコミ15000ちょい位。ヘッドガスケット付きというのが嬉しい。 このヘッドの風の通りの良さそうな形状は、YOUTUBEの古いドニエプルだったかの動画で見た事ある。それ見て冷却性が良さそうだなーとずっと気になってた。24馬力のヘッドを加工してこの形状みたいにすれば少しは冷却性が上がるんじゃないだろうか、いっぺん試してみたいと思ってた。

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 ほとんど2ストのヘッド。


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 プラグのネジ部はヘリサートが入ってた。他をよーく見ると、

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                      1個、左側のヘッドは面の加工がずさんだ。

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 0.2mmくらいは段差がありそうだ。この段差をまたオイルストーンと紙やすりで削るのは大変そうだ。削ったら右より若干圧縮比が上がってしまう。本気でやるなら左右同じにしなきゃいかん。そのまま付けると段差でガスケットが浮いてる部分から燃焼ガス入り込んでガスケットを攻撃してガスケットが痛んで圧縮漏れを起こす、たぶん。


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 スペアの中古長江のヘッドと比べてみると、スッキリしてる。どういう考えでこのデザインになったのかを知りたいところだ。新しいのは何となくデカく見えたが、重ねて比べたらほとんど同じだった。ネジ穴もだいたい同じ位置にありそうだった。

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 フィンの形は今のウラル並みで、海岸で砂で作ったような長江に比べればだいぶいい感じで風の通りはかなり良さそう。燃焼室の肉厚は長江の半分くらいに見えて、薄い。10数mmくらいはありそうだけど、こんなに薄くてもいいもんか?馬力は低いが750だぞ750半分で375だぞと思うくらいペラペラという感じ。重量は体重計で測って、長江が2Kgくらいで冷却良さそうヘッドが1.8Kgくらいだった。持つとやや差を感じる。

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 更によく見比べたら、長江のヘッドより圧縮比が高そう。 若い頃なら、やった!圧縮アップじゃん!パワーアップじゃん!とメリットもデメリットもその後の調整も何も知らずにただ付けて喜んだに違いないが、その頃よりはほんの少しは経験を積んだ。確かにノーマルは圧縮比は5.7とかですごく低いが、このエンジンで圧縮を上げたい考えは無いし、エンジンすぐチンチンになってどうのこうのとかのデメリットがあるから、よく考えて付けないとトラブルの元だ。面の追加工もあるし、こいつは新しいからとホイホイ使うわけにはいかない。