今回やった事
・2年前にやったガリガリ削りのピストンとシリンダーの当たり具合の確認=問題無し。
・バルブとバルブシートの当たり幅を3mm位あったのを1.5mmくらいにした。
・シリンダーガスケットを薄くして圧縮を上げた。
・バルブスプリングコンプレッサーが狭くて使えなかったので間を切って50mm位延長して長江シリンダーにも使えるようにした。=バルブの組付けが楽になった。
せっかくシリンダーを外したんだから、それをまた元のままで組むというのは何にも面白くない。物を見て考えれば手を入れる余地はいくらでもある。コソコソやってみたい事もある。
ベースガスケットは前回は厚さ0.2mmの画用紙。今回は只の紙をノーマルに合わせてジョキジョキ切った厚さ0.1mm。
ヘッドガスケットは、
・左は自分で銅板をジョキジョキ切った0.5mmから、ノーマルガスケットは2枚重ねで間に断熱材が入ってる奴から片方を剥がしてそれが0.1mm厚でそれにした。トータルでガスケットを0.5mm薄くした。
・右はベースガスケットは左と同じ0.1mmの紙で、ヘッドはノーマルの1.1mmから、左で使ってた0.5mmの物にする。トータル0.7mm薄くした。
左右共元々のガスケットから1.4mm位薄くした。元々の圧縮比が5.7だかとか書いてあるからちょっと上げたところでどっちみち低い。昔と今じゃオイルもガソリンも良くなってるはずだから用心して走ってれば多分イケるはずだ。
そんで組んでタペットクリアランスも全部0.12で適当に合わせる。
10日もエンジン掛けないと火が飛ばなくなる。ポイント面をシューシューやったらバチバチ火が飛ぶようになった。
エンジン掛けて見たらマフラーは何もしてないのに圧縮を上げたせいで音がどすの効いたようなえらく大きい音になった。古い2気筒らしい感じの音になった。良く冷えそうだけどかなりペラペラ感のある圧縮の高いドニエプルのヘッドよりも分厚いノーマルヘッドってのが良いのかもしれない。
走りも結構レスポンスが良くなって面白いいい感じで加速するようになった。結構ゴキゲンな感じだ。かといってこの前のフィーリングでも別に問題は無かった。しかしまだ粗削りな感じだ。点火時期もキャブも合わせてない。ただ圧縮を上げただけだ。シリンダーからの熱を感じた。オイルを20w-50にしてからまたエンジン前方からカタカタ音がするようになった。ピストンもシリンダーもコンロッド大端小端も問題無かった。じゃあ何処からだ?ってとこだ。