昨日の晩から、アレどうしようかこうしようか、中にプレートを入れてとか散々考え込んだ挙句のブローバイ出口対策。部品をゴシゴシやる時に使ってる樹脂たわしのこいつをカットして
いつもあれこれ考えても結局採用するのは一番安い手だ。
クリーナーを被せれば丁度いい感じでスポンジの上部に当たってブローバイから出るオイルが吸気パイプに落ちるのを遮断してくれるに違いない。まずはこれで様子見だ。
次は右キャブだ。アイドルアジャスト穴のネジ切りが少ない為にボルトが突き当たってアイドル調整が出来ない。こいつでネジ穴をグリグリッと切る。6mmのピッチ0.75mmのタップ、ホームセンターにあるかなと出かけてみたら2件目であった。さすが延長だ。
材質が柔らかくてスムーズに切れた。
ついでに一応左も切っておく。
タップ切り効いた。アイドリング調整が出来た。昨日の調整は煮え切らなかったが当然だ。アイドリング調整をやってアクセルワイヤーの遊びを揃えて調子もまずまずの感じで、いざ試走だ。
さらなる調整をと出掛けたらすぐにガス欠症状。今日からハイオクだ。20.9Lも入ったって事は残り約2Lだ。
一旦近場のいつもの地下道でエンジンの様子を見たが、家でやったままで特に問題無かった。右のキャブ調整がしっかりできるようになったからエンジンの様子が昨日と全然違う。
ここで気になったのはコイルの温度だ。後ろの取り付けボルトがチンチンだった。前もそこそこ熱い。こないだは前側の方が熱いと思った。
その場で出来る対処をして、後は様子見。後付けの穴あきの板は上に向けたかったがブローバイホースのガイドのように下に向けた。でもこれでこのコイルを付けた頃よりは結構放熱されるはずだと思って安心した気になる。
クリーナーの中の様子も見てみる。変化なし。
ハイオクも入れたって事で、点火時期を昨日のノック音がカンカン鳴り響いていた位置にする。
フロントサスペンションのオーバーホール後の良さを感じられるだろうかと思ってしばらく河原を走る。よくわかんない。そもそも調子がおかしいから分解したわけじゃない。でもやっぱり気分はいい。中身は掃除してオイルもスプリングも新品だし。洗い皿の中に溜まったヘドロ汚れは凄かった。
点火時期をまた昨日の位置に進めたが、ノック無し。流石ハイオクだ。安心した。
この後堤防道路に上がって10数キロ走ったが、アクセルをガバッと開けた時の加速が、グロロロオォー!って感じの音でしかも力強く、しばらく前にIGコイルを変えてからそうだが、おケツの下の車体が更にグンと前に出て行く馬力というかトルクを感じる好みの加速感。今まででと比べるとちょっとだけターボ効いてるか?ってな感じの間違いなく一番いい加速フィーリングだった。圧縮比を上げたのと進めた点火時期の効果だが、ハイオクガソリンの効果は大きい。レギュラーじゃこの雰囲気は味わえなくて、しかもきっとエンジン壊れてる。古いカワサキ4気筒を思い出した。いい雰囲気で十分喜べるレスポンスだった。また幾分32馬力に近づいた。でも走ってると常に独特のゴロゴロ感があって、こりゃ馬力というか加速フィーリングはいいかもしんないが、ウラルに比べて細いコンロッド大端が気になって、このまま走っていればすぐにまたコンロッドにガタが・・・とビビッてやや点火時期戻した。戻すとゴロゴロ感が減って安心出来てかつ十分納得出来るいい加速感もあって、点火時期はとりあえずその位置だ。