バイクがらみのイベントはあんまり行かないが、このイベント、懐かしのバイク大集合は、もう非常に楽しみにしてた。去年はKHで来たが、今年は24馬力で来ようと、先週から2プラグヘッドになってイマイチセッティングの出切らない24馬力をなんとかしようとごちゃごちゃ弄ってきた。でも自分の24馬力は見た目は80年前だが製造は1998年だ。
朝9時から開催だったが、9時前に見物者としては一番乗りした。その後9時頃からあっという間に一杯バイクがやってきた。去年W1に誘われて見に来たが、その時以上に台数が多かった。それでもこじんまりしてのんびりした感じなので非常に気楽でいい。
W1も来た。今年もこのイベントやるのか聞いたらやると教えてもらったが、公民館のホームページで公示する数日前だった。
団長君は復活させたばかりのAT90で参加してきた。エンジンが温まり切るとノイズが酷いらしいのでオーバーホールが必要だ、との事だ。帰り間際のアイドリングの音を聞いてたら、音もいいしキャブのバランスも揃っててその状態では凄く良い状態に聞こえた。
このインド製だという三輪車は、エンジンの音がカンカンいうのでハイオク入れた方がいいんじゃないですかと心で思ってたら、ディーゼルエンジンだった。
そのディーゼルに積んでこられた自転車バイク
50ccでOHVだ。排気音もホーンの音も良かった。この方は、春頃に24馬力で浜名バイパスを走ってから下道に降りて引き返す途中の新居町のコンビニで会った方だった。その時はピアジオだったけの自転車バイクだったが、どちらから来られたんですか?と聞いたら「掛川から」と聞いて驚いた。
この自転車バイクのメーカーは昔、このエンジンのヘッドをDOHCにして車体も色々レース用にしてGPに出てた事もあると聞いてまた驚いた。
これくらい古くなると、これなんですか?との話ばっかりになってその説明を聞いて、へ~と驚かされる。色々聞いたが、ほぼ、へ~だった。1928年というからうちのおやじと同じだ。
たまたま見れたZ7のエンジン停止は良かった。24馬力と同じだ。古いプロペラ機みたいに、イグニッションオフの後、カランカラン・・・と重いクランクが惰性で回った後、エンジン止まる。
こういう古い珍しいオートバイのイベントは来た時から帰りのエンジンスタート風景も含まれるから非常に面白い。24馬力は調整がまだ決まってないので左右のバランスが良くなくていい感じのスタートは出来なかった。他のバイクは古くてもみんな調子良さそうなエンジンスタートだった。
家に帰って改めて今日撮った写真を見ると、やっぱり撮り足りてない。数年前に潮見坂のパーキングで会ったCB1100サイドカーの方も、今回はBMWの水冷4気筒1200サイドカー付きで来て色々話をしたのに、それらの話に夢中になって一枚も写真を撮ってなかった。
昼過ぎに家に帰って飯食ってちょっと昼寝して、キャブセッティングの煮ツメをしようと河原へ向かって150号線を走ってたら、イベント後W1の集団でうなぎを食べに行った帰りのW1とすれ違ってその後合流した。今日の話を色々した後にW1は若干のキャブ調整をした。以前よりもアイドリングの安定感が増してるので理由を聞いたら、スローの調整と点火ポイントを分解して荒れ気味の合い面の面出しをしたとの事だった。どっちが安定感につながった?と聞いたらポイント面出しの効果の方が大きかった気がするとの事だった。これは参考にしなければいけない。「俺のW1が日本一調子がいい」と豪語する。ちょっと空吹かしをさせてもらったが、軽いスロットルで少し捻っただけで力強い吹き上がりをするエンジンは非常に気分が良くなるから豪語にもうなずける。
W1のキャブ調整見物が終わった後にW1に手伝ってもらって24馬力のキャブ調整をした。アクセル操作をしてもらって左右の排圧や温度の違いを感じてから、まずアイドリングで右の排圧が低い気がしたので左と同じくらいになるように少しアジャストを回して回転を上げて、吹かした時の息ツキ具合からJNを右は濃くして左を薄くして、最後にW1の話にちょっとヒントを得たような気がして点火時期を目一杯遅らせた。目一杯遅らせても進角固定にしてあるから元々の点火時期までは下がらない。でも帰宅する時のフィーリングは昨日より更に良くなった。でもアクセルをガバ開けすると若干の息ツキは残ってる。これは点火固定をやめた方が良いのか・・と思ったが・・・まあもっと走ってからだ。ピストンを軽くしようと思ってた時の話でも参考になったが、なにしろダシの効いた奴の話は参考になる。う~む しかし今日は面白かった。楽しみにしてた甲斐があったってもんだ。