右キャブ詰まり気味になる 左からノック音出る

f:id:h670:20191129163724j:plain フロントフォークの分解と掃除して運転席のシートゴムも新品にして、さて試走だ!と走ってみると、なんだか右の燃焼がイマイチな雰囲気がする。アチアチ言いながら左右のヘッドを触ってみると、左に比べて温度が低い。空吹かしすると右が濃そうな感じで、まず息つきしてボスッと言ってから吹き上がるような感じ。調整は相変わらず全く効いていない。

 

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 こりゃきっとこのせいだなと判断する。ブローバイホースの途中にに付けてた中間のタンクを取ったから、噴き出したオイルがホースを伝ってこの半分カットしてあるパイプに丁度いい感じで流れ込んで、それが右のキャブレターに吸われてキャブ通路にへばりついてしっかり流れなくなって調子がおかしくなる。このブローバイパイプの出口の方向を何とかすれば、不調は起きなくなる筈だ。

 

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 そんで昼になったからまず昼飯を食べる。おいしかった。

 

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 昼飯食べて一服してキャブを分解して通路にパーツクリーナーをシューシューして通路に入り込んでると思われるエンジンオイルを吹き飛ばす。

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 特に詰まってるというようなことは無かったと思う。吹けばどこかから出る。

 

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 それからキャブを組んで取り付けてエンジンを掛けたら、調子良くなった。やっぱりクリーナーボックス内のブローバイ出口を何とかしなけりゃいかん。またすぐに飯前と同じ事になる。

 

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 いい気分になってサア帰るかと走り出したら、左のヘッドから結構厳しい感じでカンカンと音が出る。発進する時や、更に加速する時にアクセルを多めに開ける時に出る。もしやバルブがヘッドに当たっているのか!と考え、スムーズに走る事を心がけて帰宅する。そんで直ぐにヘッドを取ってみてバルブの当たりをチェックしたが、当たってない。安心した。

 

f:id:h670:20191129164107j:plain ヘッドにも当たってる後は無かった。ガスケットを薄くしてるが、組む前にバルブとヘッドのクリアランスを測ったら、約0.5mmは開いていた。それにしてもシリンダー側共々いい焼けだ。カーボンが飛んだような跡がある。これはきっとノッキングだ。このエンジンでノック音が聞けるとは思っていなかった。

 

f:id:h670:20191129164152j:plain 河原まで走りながら、なんかイマイチなフィーリングだなあ・・・と思ったので、帰る時に点火時期をグイッと進角した。以前に試してた事もある位置。この位置は戻した後。そうか分かった。遂に底をついたって感じだ。後はガソリンをハイオクにして点火時期はカンカン言わなくなるところを探せばいい。楽しみだ。でもなんで左だけからカンカン音が出るんだ?という疑問はある。両方から出るんならもっと納得できる・・・が、右はブローバイからのオイルを吸っていたから出なかったのかもしれない。

 フロントフォークは掃除して中の汚れを洗い流してオイル交換やスプリング交換をしても、乗り味の変化は分からんかった。しかしメンテナンスしたんだと思うと気分はいい。シートは張りが出て座り心地が良くなって、少しシート高が上がったような感じがする。

 

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しかしまずはブローバイ出口をなんとかする、だ。