長江炎天下走行テスト

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 クソ暑いので、長江のノーマルキャブ交換記念炎天下走行テストに出掛ける事にした。これはやらねばいかん事だ。出発前のカーポート内の温度35.6度くらい。午前11時半頃。風は多少吹いている。炎天下走行テストには絶好の条件だ。ちゃんと走れるかどうか。オーバーヒートしないか?不調になって走れなくなるか?キャブセッティングは?
 
 山方向へ走りに行って、途中でプラグやエンジンの温度等を見ながら色々確認や調整をし、山間部に有るコンビニでお昼弁当買って、どこかの木陰で食べる事にする。途中には山の上を走るアップダウンやカーブが一杯有る広域農道や、去年昇ってる途中でオーバーヒートしてエンジン冷めるまで休むハメになった峠も有る。気象条件はほぼ同じ。
 
 去年との違いは、キャブの2次エアー吸入対策をした事、左右シリンダーの温度がなるべく揃うよう、キャブ調整をしている事。
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 ちなみにエンジンの温度測るのに使ってる非接触温度計は、こんな温度計。レーザーポイントで測定点を狙える。ヤフオクで買った物。値段忘れたけど、コミコミ4000円ちょっとくらいだったような・・・。
 
 
 
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 調子は相変わらず結構いい。ややタレを感じるが。20数キロ走って一旦広域農道脇の休憩所でプラグ゙の焼けを見てみる。
 
 左は昨日カーボンが結構のっていたのでパイロットスクリューで少し薄めにしたが、大分良くなってる。もうちょっとパイロットスクリューを薄めにセットしてもよさそう。
 
 右は丁度いいくらいかな、多分。良く焼けてる。このまま。
 
 左シリンダーの温度が185℃くらいで右より15~20度くらい高かったので、左キャブのスロットルワイヤーの遊びをやや増やして対処する。
 
 
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まーしかしクソ暑い。ただそれだけ。
 
 
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峠を越えて川沿い道路へ。交通量が少なくいい道で、快適に走れる。ちょっと涼しい風が吹く時があった。
 
 峠越えは去年みたいに特別不調になる事も無く、タレ気味ではあったが、なんとかスムーズに越えられた。だが3速で全開(リミッターボルトは出っ張ってるけど)になる場面に「ボボボボッ」となる時がある。なんだろ?濃いのか薄いのか。峠頂上でのヘッドシリンダー温度は左205度くらい、右195度くらいだった。温度から考えると多分濃い。JNを一段突っ込めば、少しは良くなるかも。でも温度も上がるかな・・                            
 でもなんとか峠は越えられた。去年は、4~5kmくらい手前で、オーバーヒートした。キャブがボコボコいってエンジンが吹けなくなったので、パーコレーションが起きたと思うが、2次エアー吸っていてシリンダー温度が今より上がってた・・左右シリンダーの燃焼も同じではなく、どっちかに負担が掛かって温度が上がっていた・・それで余計にキャブの温度も上がってた・・・んではないか?と想像して楽しむ。 
 
峠を越えられれば、後は快適。クソ暑いけど。もうヘッド温度は、峠越えみたいな温度にはならない。
 
 ただ、一旦エンジンの温度がある程度まで上がった後は、ちょっと止まって写真撮るとき、コンビニでの買い物なんかで、一旦エンジン止めてクールダウンし切らない内にまた走り出すと、非常~にボコつきが出る。キャブがシリンダーやエンジンの熱で暖まってしまうからだろう。ボコボコ言わせながら速度を乗せるのにちょっと苦労する。空いてる道で助かる。ただ1kmくらいも走れば、ボコつきは収まる。走ってもエンジンからの熱気は浴び続けるが、キャブの中を空気が通るので少しは冷めるのだろう。これは、去年とかもそうだったのを思い出した。この症状は、こないだまで付けてたグレードアップキャブには無かった。                            
 
 
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 目的地は気田ダムという小さなダムの脇にある、2台くらいしか止められない木陰のある小さな駐車場だったが、先客がいたので諦め、そこからちょっと走って脇道の木陰に逃げ込んだ。ここまで曲りなりに、真夏の炎天下のクソ暑さを満喫出来た。                                                   
 
 ここのすぐ脇には小川が流れていて、流れる水の音が涼しげでナイスだった。御飯食べた後は、ここで顔を洗って頭だけ水浴びした。ボーズ頭はこういう時非常に良い。気持ちよかった。次は絶対手拭いを持ってこよう。                                           
 ここまで途中エンジンの調子を見たりコンビニ寄ったりも入れて約2時間。走行距離で57kmだった。 ここで昼食アンド休憩。1時間近く休んだ。 御飯食べてたら、ウッキー(お猿さん)が現れた。30mくらい離れた森の中からヒャーヒャー鳴きながらこっちを見てる。そのうち、その声で呼ばれたか、もう一匹ウッキーがやってきた。いや~、久しぶりに野生動物見れたので嬉しかった。                                               
 帰りは来た道と同じルートで帰る。他にもルートはあるが、距離が多くなるので止めた。でも別ルートは峠は無いんだけど。
                                                            
 
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 行き帰りに通った結構長いトンネル。昔走ってた森林鉄道で使ってた物らしい。狭いので、トンネル中央部にある拡幅部分以外は、車はすれ違い出来ない感じ。特筆すべき事は、中は非常~に涼しかった事。まあ、どこのトンネルも大体外よりは涼しいけど(国1の掛川・金谷あたりのトンネルは交通量が多いせいか、熱気と排ガスでヤな暑さだったな・・)、この近辺じゃ一番良かった。狭くて長いからか?外の炎天下状態考えると地獄と極楽くらいの差があるような、快適な感じ。エアコンとかの涼しさとは違う。夏の間はこの中に住みたいと思った。                                                                   
                                            
帰りの峠頂上でのヘッドの温度は左211度、右205度くらいだった。どっかで見た長江の資料には200℃以上上げてはいけない、みたいな事書いてあった気がしたので、それが本当ならもう限界あたりに達している。まあ、すぐ下りに入るからそのまま走ったけど。これも確認して走り出した後のボコツキは当然出たが、温度が高いので一番キツメだった。やっぱりちょっと走り続けるとボコツキは消えた。                                                              
 街へ近ずくにつれ、気温が更に上がってくる感じがした。山方向は木陰のある細い道以外はかなり暑いと思ったが、アレでも少しは涼しかったみたい。半袖シャツで走ったから腕真っ赤。                                        
 
 家まであと5kmくらいのところで、さすがに暑さでアイドリングが頼りなくなってきたので、新幹線の高架下で15分くらい休んだ。街に入って交通量も信号も増えてきてるので、用心の為。ここまで約1時間半ほぼ走りっぱなし。真夏は50km走行したら、もしくは走行時間45分くらいで一旦休むべし、みたいなことも、長江扱ってる海外の店のホームページに書いてあった。                                               
 エンジン冷ましてる間、近くの自販機でオレンジジュース900ml入りを買って飲んだが、直ぐ飲み切ってしまった。おいしかった。少しエンジン冷ましたら、最初ボコつきは出たが、直ぐ消えてエンジンは家までは安定していた。                                                                  
 
                                                         
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さて、家の近所のガススタで給油。出発前に満タンにしてから111km走った。大いに気になる燃費はどうでしょか・・・
 
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 給油量7.12L。やった。約L/15.6km。去年と同じくらいだ。こうでなくちゃあ、いかん。こないだまでのキャブはL/11kmくらいだったから(今朝給油した時の燃費はL/10kmちょいだった。まあキャブ換えて色々したのが原因とも思うけど)、1Lで4km多く走れる、タンク24Lらしいから、これで96kmくらいは余計に走れる。 以前のキャブで言えば、9L近い予備タンクを持ってるのと同じ事だ。いやー、ステキ。少しはエコになった。よかったよかった。                                 
                                
これで、このキャブであのボコツキを少しでも抑えるネタを考えられればいいわけだ。でも直るのかどうか・・。