タイミングギアの当たりが強い 歯を削って直す

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 カムシャフトアッシーを押し込む。油圧プレスの有難みを感じずにはいられない。

 

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 それからクランクを回してスムーズに回転するか確認する。スムーズじゃない。ある所でゴロッ!ゴロッ!と抵抗と音が出て回りが重くなる。

 

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 重い所を反対方向へ叩いてみる。動きは大分軽くなるが抵抗が残ってる。完璧じゃない。しかも軸の振れが大きくなる。それは困る。まず軸の振れを取るべくコンコン叩く。

 

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 軸の振れはほぼ取れたが、ゴロッ!ゴロッ!は復活した。そのゴロッ!となる部分あたりにマーキングする。

 

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 マーキングしたギアの山の両サイドを削ってみる。全然効果無し。

 

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 なんだろなーどこかなーとよく見たら、マーキングしたギアの左隣のギアの歯の下側に黒っぽくなってる部分がある。これかもしれないと、

 

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 削る。黒くなってる部分は左右両方にあってどっちも削った。

 

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 削ってからクランクを回してみる。回る!抵抗を感じる事なく!直った!

 

 いやあ、これギアの歯当り以外にも、実はクランクベアリングが傷ついてしまったんじゃあ・・・・・とかも考えたから心がドーンと暗くなってた。軸を鉄ハンマーでコンコンやったせいかもしれないと考えて。そうだったらクランクベアリング交換かあーたまんねえなあー組み付けでこうなるんなら・・・まーた全部抜かなきゃいけないのか・・・やっぱスペアエンジン買って載せ替えた方がが早いかなーでも自分でオーバーホールして組み立てたエンジンで走る事に価値があると思い込んでるもんだから、葛藤が激しかった。多分ここまで組めば、残りは楽勝の筈だ。まずは一杯だ。タイミングギアのケガキ位置合わせが間違って無けりゃいいな・・と今になってまあいいや。