意を決してカムシャフトのギアを抜く」

イメージ 1
 こいつの絡む電装部品の発注連絡が来た。ギアが抜け止めのサークリップを乗り越えてぶっ壊れるのを覚悟でギアを抜く。

イメージ 2
 割とスルっと抜けてきた。ギアがサークリップを無理やり押し出すとか乗り越えるとかの、壊れる感じの抵抗感も無かった。

イメージ 3
 ギアが外れた。抜け止めのサークリップは付いて無くて、只の圧入だった。なんてこった。知らないという事は飛んでもない損だ。このカラーを外すにはどうすればいいんだろうかと数週間考え込んでしまってた。いや参った。

イメージ 4
 溝はOーリングのものだったけだった。なんだ。だったら最初からこうやってりゃあ良かったんだ。でもスペアカムシャフアッシーは構造が逆で、ギアの抜け止めサークリップが付いてるのが分からないまま油圧プレスで押し込んでギアを壊した。同じもんだろうと思い込んでいたら、まったく色々あるもんだ。大きく溜息が出た。構造を知らないもんだからこれで数週間潰してた。長江もOHVは別としてもどれも似たようなもんだろうと思っても、実際は中身はホント色々あるもんだ。改良されてるんだなと感じる。

イメージ 5
 ワンウェイギアの重さの理由は何だとばらしてチェックしてみたが、重さの原因は分からなかった。ただローラーを押しているスプリングがヘタっていないというのは分かった。スペア品はワンウェイの動きは軽かったが、ローラーを押すスプリング5本の内2本は縮んでた。スペアとは構造が違うがこういうもんだというのは分かった。

イメージ 8
 ローラーには傷はあったが動きに影響してるとは思えなかった。このまま使う。


イメージ 6
 ボールベアリングは抜く時に力が掛かったからか、渋くなった。スペア品はローラーベアリングだ。そりゃローラーの方がいいだろうと感じる。ボールベアリングタイプ16003を注文する。

イメージ 7
 じゃあタイミングギアとワンウェイギアアッシーで取り換えようとも思ったが、やっぱり色々構造が違う。カムシャフトとセットだ。長江のエンジンなんざあ、こんなもんパッパッと作業できるだろうとトロトロに甘く見てたが、実際は色々エンジンに改良が加えられてて場所によっては部品の流用も出来なくて、全くちょっと何かするにももうスペア部品も無い事に気が付いて気が置けないという事が分かってとことんビビる。