なんとなく2mmほど口径の大きい32馬力のPZ28を付けて見たくなったので付けることにした。ヤフオクで1000円弱で買った、0.1g単位で3kgまで測れる秤で、重い重いと思ってたキャブの重さがどれくらいか測る。持つと重さを感じるキャブ。約784g。26mmも同じくらいの筈だ。
PZ28のメインジェットは”3”と刻印があった。26mmは何も書いてないから大きいのか小さいのかもわからない。
一応PZ28の口径を測ってみる。28mmちょい。でも反対側は27mmちょいだった。シリンダーの吸気ポートも28mmくらいだったから特に気にせずそのまま使える。
ノーマルは入口も出口も26mm。
付いた。キャブの内径が少し大きくなっただけだ。マニホールドやキャブジョイントは同じ物。その内径は余裕がある。キャブが変わって、インターネットで見てマネして試した左右の連結パイプが無くなったのがちょっと気になる。ウラルと外した26mmキャブで試した時はハッキリ違いが分かって、低回転でそこそこ力が強くなってこりゃ良いと思った。
セッティングはとりあえず26mmのまんま。エアスクリューは1.5回転開けで、JNは一番抜いてある段数。 最初、いくらキックしてもしばらく全然エンジン掛からなかった。薄いか濃いかも分からなかった。まずスローを濃い目にしようとエアスクリューを1.5回転開けから0.5回転開けにしてアイドリングはアジャストボルトがバルブに当たったと思われるところから半回転くらいだったか締め込んだ位置にしたら、なんとかエンジン掛かった。ここから好みの感じになるように調整だ。
エアスクリューとアイドルアジャストボルトを弄りまわしてそこそアイドリングが安定するようになって空吹かしで上までそれなりに回るようになるまで弄って、そしたら堤防道路まで出て走ってみていい感じになるまで調整を繰り返した。
エアスクリューは開けたり閉めたりを繰り返した結果、0.5回転開けに収まった。26より1回転少ない。
JNは一番濃い位置から一番薄い位置まで動いた。濃いと40~50Kmで走るとボコツキと言うか息つきが出た。でもそこからアクセルをガバ開けした時の加速はダイナミックな感じで結構良かった。でも一定速度で走っててボコツキが出るんじゃあ気持ち良くないのでボコ付かないところまでJNを突っ込んでいった。もうこれ以上突っ込めないところでギリギリ決まった。一定速では安定しているが、ガバ開けでは濃い時の様なダイレクト感は消えて以前の様な引っ掛かりの無いスムーズな回転上昇になった。ふと加速ポンプが欲しいと思った。
一応セッティングが決まって家まで帰ったが、26mmと28mmの違い、さっぱりわからない。最近ピストンやシリンダーが新品になってオイルも硬めにして、その影響でキャブセッティングや点火時期もちょっと馬力を出す方向に変わってきたから、もしかしたら28mmを付けたらまたパワー感が出て今までと変わった感じになるのではないか?と期待もしたが、今の所近所を走るだけならどっちでもいいって感じだ。