朝の散歩バイク

イメージ 1
 
 朝の散歩に使用しているWHIZZER(ウィザー)125ピースメーカー(クルーザーとも言うみたい)。4ストサイドバルブ125cc 馬力は・・2psくらいだったかな・・忘れた。出力は低いが、大き目のフライホイールと小さいキャブのせいか、極低速の粘りがあり、走るのが楽しい。
 
 エンジン始動は、クラッチとデコンプレバーを握り、ペダルを漕いで、勢いが付いたら、各レバーを離す。すると、リアから繫がっているベルトがクランク軸に伝わり、クランクが回ってエンジンが掛かる仕組み。
 変速は無く、発進はなるべくペダルも一緒に漕いで、エンジンをフォローしてあげる。
 
今は台湾で造られ、アメリカで売られているバイク。昔はアメリカ製だったよう。出先で止めて休んでいると良く話し掛けられる。
 
5年前にサイドバルブエンジンのバイクが欲しくなり、ヤフオクを検索したところ、丁度売りに出ていた物を購入。
 
 ちなみにこのバイクを知ったのは、10年くらい前の週プレに載ってた、モペット特集であった。125ccで自転車バイクでサイドバルブエンジン・・に、一気に気を引かれた。他のモペットバイクに比べ、新しいのに古い、との印象が凄く強く見えた。 その中でどれを買うか?と考えたら、間違いなく「コレ」と思った。
 その頃はパソコンを持っていなかったので、それ以外このバイクを目にする事は無く、忘れかけていたところだった。
 
 
 ちなみに、ノーマル状態では随分使いずらいバイクであった。
それを、より走りやすくなるように、ちょっとばかり工夫した。特に動力伝達系に。
 
 このバイクはベルト駆動で、クランク軸とリアホイールの間に中間プーリーがあって、クラッチレバーを握るとプーリーが下へ動き、それによってドライブベルトが緩んで駆動力をカットする仕組みなんだが、クラッチを切ってもプーリーに接触しているベルトの摩擦が結構凄く、停車していてもズリズリ前へ動いてしまう。エンストもしやすい。 誤魔化す為にアイドルを上げると、停止時、押さえ込むに必要な力が更に増え、また走行中スロットルを戻していても速度が思ったより上がってしまう・・。もう、とても落ち着けないフィーリングであった。
 
 どうすれば、もっと今より楽になるか・楽しめるようになるか?・・は、随分考えた。そして手を入れたが、激しい事はしていない割りに、その甲斐は十分あった。ベルトが緩んだ時に、クランク側プーリーにベルトが極力接触しない様、クラッチを切った時にベルトを下から支えるようにベアリングを後付けしたのだ。効果はかなりあって、停車時の引き摺りはかなり減った。
 
 あと、クラッチも重かった。外してフリーの状態でも、やたら動きが重かった。インジェクターでCRCを吹き込もうにも、全く入っていかない。調べてみると、原因は、ワイヤーアウター先端の金属のカシメが、やたらきつい事だった。グラインダーで、カシメをカットしたら、普通~の重さになった。給脂も出来るようになった。知らずに4年半も重いまんま、こんな物だろうと、乗っていた。
 
 あ、1次減速のベルトもノーマルのサイズ29から28と、ちょっと短い物に変えて、加速中のベルトスリップを減らすようにしてみた。これも効果が有り、加速時のベルトスリップが随分減って、良く走るようになった。
 
 上の対策でアイドリングも下げられたし、停車時の引きずりも減り、クラッチも軽くなったので、ノーマル状態と比べるとホントに走りやすくなって、嬉しかった・・・。 
 
キャブセッティングは、JNを一番下まで下げて、薄くした。中央では、カブッた。これも良くなった。
 
 
う~ん、色々手を入れた成果があって、よりいっそう、走っても眺めても飽きなくなった。
 
次は、フロントフォークをガータータイプに換える・・・クルーザータイプの自転車に付いてるのを買って、コレに付けたら、きっと、カッコが更に良くなって・・・