ハンドルが真ん中でカックンカックンする24馬力。KHとどっち乗ろうか迷ったが、ハンドルカックンカックンの長江に乗って、いい加減それを直さなければいけないと作業を始める弾みにする為に長江。朝は寒くなってきたが昼間はちょうどいい気温。今日は風も無くていい天気。
さあ、遂にカックンカックンのステムベアリングに手を入れる、だ。全く、走ってて気になってしょうがない。テーパーローラーに交換だ。
フォークを外した状態で、ブラケットを左右に動かしてみると、物凄く動きがきつくて、ゴロッ!ゴロッ!って感じで動く。一体、中はどうなってるんだろうか?とちょっとビビる。でもいい。テーパーローラーベアリングセットがあるし、それに交換だ。
前回硬くて硬くて緩まなかったナット、結局前回と同じやり方の、タガネでガンガン叩いて緩めるやり方しか出来なかった。ガンガン叩いてたら遂に緩んだ。車載工具にこのサイズのスパナがあるが、ナットの絞まりがあまりに強くて全く歯が立たない。
クソせっかく2000円出してこの41mmのナットも緩められるモンキーを買ったのに、ナットが薄くて力が入れづらくて、ゆすってるとジャッキが落ちてしまいそうになるので止めた。何しろナットはえらく硬く締まってた。
タガネでナットを緩められてやっとブラケット抜けた。ボールは4個落ちたが、全部拾えた。
そんで、全部のボールとレースを掃除してチェックしたら、何の問題も無さそう。ただ、黒の塗料がレースやボールに着いていた。
フォークスプリングは緑色。ホント、上から黒色塗っただけ。まあ別にいいけど。
仕事で来た市役所の方に、カッコいいですね!と褒められながら作業を進める。ボールもレースも汚れや黒塗料を落として全部のボールレースにべっとりグリス塗ってボール乗っけて
そんで組み上げて作業終了。でもフォークの取り付けの順番を間違って組み上げるのに手間取った。全部で4時間くらいかかった。
ブラケットを付けて動きの重さを確認しつつ、ガタが出ないようにナットを適切と思われる締め付け具合でテキトーに締めて、ブラケットを左右に動かしてみたが、動きが実に軽くてスムーズ。ナットの適切な締め具合とボールとレースの掃除だけで酷いカックンカックンは消えた。よかったよかった。面倒な交換作業をしなくていい。
て事は、ナットの締め過ぎと車体のと同じと思われる黒塗料がボールやレースに着いていたのがステアリングカックンカックンの原因だったのかもしれない。でもどんなバイクでも、なんでレースやボールが傷むと真ん中でカックンカックンするのか分からないが、まあいいや。
この後、どんな感じになってんだろか?と期待でウキウキした気持ちでちょっと試走したら、もう、ハンドルの動きが午前中というか、買ってからずっとそうだった、いかにもイカレてるって感じのハンドル切って真ん中に戻す時のカックンカックンフィーリングがすっかり消えて、それと比較にならない位にハンドルがスムーズでバッチリのいい動きになってて非常に嬉しくなった。なんかグレードアップしたような気分だ。次に乗るのが楽しみだ。あまりに酷くて5年も気になってたからなあ・・・。いやこれは実にいい仕事した。